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主寝室は1階と2階のどちらが合う?2実例で考える、夜の動線と将来の寝場所

HOUSE TAG編集部 · 公開
主寝室は1階と2階のどちらが合う?2実例で考える、夜の動線と将来の寝場所について、図面と住宅設備を見ながら配置を検討する様子
この記事の内容
  1. トラップドアーズ アーキテクト・土間カフェのある平屋|寝かしつけ後の家事を短くつなぐ
  2. S.connect(エスコネ)・ほぼ平屋の家|今の2階主寝室と将来の1階の寝場所を分ける
  3. 階数の優劣より、今つなぐ動きと将来変える場所を比べる
  4. 住宅系YouTuberはこう解説している
  5. 打ち合わせで確認したいこと

子どもを寝かせたあと、残った洗濯や片付けに戻る。朝は寝室を出て、着替えを取りに行く。主寝室を1階にするか2階にするか迷ったら、まずはこうした毎日の動きを思い浮かべてみませんか。将来は1階で眠りたいという希望も、今の寝室をどこに置くかとは分けて考えられます。

今回紹介するのは、寝かしつけ後の家事に合わせて主寝室と洗濯・収納をつないだトラップドアーズ アーキテクトの平屋と、2階に主寝室を設け、1階にも将来の寝場所を用意したS.connectの家です。前者では夜の移動の短さが、後者では現在と将来の寝場所の使い分けが説明されています。

ここでは、階を選んだ理由を推測するのではなく、実際に語られた配置理由と使い方を比べます。寝室の階だけで結論を出さず、夜の家事、寝具の片付け、将来の部屋の使い方まで図面で確かめるための材料にしてください。

トラップドアーズ アーキテクト・土間カフェのある平屋|寝かしつけ後の家事を短くつなぐ

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主寝室を洗濯・収納・廊下とつなぐ

この平屋では、洗濯の場所から収納を介して寝室へつながる動線が紹介されています。ファミリークローゼットには、洗濯側からも寝室側からもアクセスできます。さらに主寝室は廊下にもつながり、寝室まわりを回遊できる構成です。寝室へ向かう道と、衣類をしまう道が別々に離れているのではなく、収納を通して結び付いています。

ここから読み取れるのは、同じ階に部屋を並べるだけでなく、部屋どうしの出入りまで考えている点です。1階に主寝室があっても、どの扉から収納へ入るかは別の問題。図面では寝室とランドリーの距離だけを測るのではなく、その間を実際に通れるか、廊下を回る必要があるかまでたどってみたいところです。

回遊させた理由は、子どもが寝た後の家事にある

寝室の奥の収納、さらにその先の洗濯の場所をつないだ理由として、動画では建築士からの提案だったと説明されています。回遊できると家事動線が短くなることに加え、夜は子どもを寝かしつけた後に家事をすることが多く、移動距離の短さが便利だと語られています。日中の洗濯だけでなく、寝かしつけと家事が続く夜の生活が、この配置の背景にあります。

ただし、これは平屋を選んだ理由そのものではなく、寝室まわりをつないだ理由です。自宅へ取り入れる際も、1階主寝室なら同じ便利さが得られると考えるより、寝かしつけの後に自分がどこへ戻るのかを確かめましょう。洗濯、収納、ほかの片付けのうち、夜に繰り返す移動はどれなのか。そこが分かると、寝室に近づけたい場所も具体的になります。

収納は、洗濯側と寝室側の両方から使う

ファミリークローゼットについては、洗濯後に衣類を収納する際にも、寝室からアクセスする際にも使いやすい点が紹介されています。収納を洗濯の終着点にするだけでなく、寝室からも使う場所としてつないでいることが特徴です。洗濯をする側と、寝室から衣類を取りに行く側で、同じ収納への入り方を分けられます。

**この家を参考にするなら、主寝室の階と一緒に、衣類を戻す道と取り出す道を考えたいところです。**朝の着替えをどこでするかは家庭によって異なるため、この家の使い方をそのまま当てはめる必要はありません。自分たちは寝室側から収納に入るのか、洗面へ向かう途中で服を取るのか。夜の家事動線と朝の身支度の経路を、別々に図面へ描いて確認してみてください。

S.connect(エスコネ)・ほぼ平屋の家|今の2階主寝室と将来の1階の寝場所を分ける

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1階で寝られることと、今の主寝室が1階にあることは別

この家のメインの主寝室は2階にあります。一方、下の階のスペースは、将来夫婦2人になったときに寝られる場所であり、メインの主寝室ではないと説明されています。動画タイトルでは1階完結型の暮らしが紹介されていますが、現在の主寝室まで1階にあるという意味ではありません。現在使う主寝室と、将来使える寝場所を分けた構成です。

ここから読み取れるのは、今と将来の寝場所を必ず同じにしなくてもよいという考え方です。主寝室は1階か2階か、という二択にすると、将来への希望まで一度に決めようとしてしまいます。まず今どこで寝たいかを考え、そのうえで将来は別の場所へ移る可能性を残したいかを分けて相談すると、必要な部屋の役割を整理しやすくなります。

将来の寝場所は、使い始める場面まで考える

1階の寝場所について示されているのは、将来夫婦2人になったときに使うという想定です。メインの寝室を2階に置いた直接の理由や、1階で寝始める際の家具配置、必要な変更までは、この場面では確認できません。将来の寝場所があることと、今すぐ寝室として整っていることは区別して読む必要があります。

自宅で同じ考え方を検討するなら、将来寝室にする場所を、今は何に使うのかも一緒に決めておきたいところです。寝具を置くとき、現在の家具や物はどこへ移すのか。着替えはどこにしまうのか。図面に将来の寝場所と書き込むだけで終えず、役割を切り替えるときに必要な動作や変更を、打ち合わせで具体化してみてください。

2階で使うシーツは、2階で干す経路も用意する

2階では、階段まわりの通路を物干しにも使っています。ここではシーツなどを干し、寝室も2階にあるため、乾いたものをそのまま寝室で使えるという流れが説明されています。1階で干した場合も寝室へ持ってくる必要がある、という話も続きます。洗濯のすべてを2階で行う説明ではなく、2階の寝室で使う寝具に合わせた干し場所です。

**主寝室を2階に置くなら、寝具を干してから戻すまでの経路も一緒に考えられます。**衣類の洗濯とシーツの洗濯では、乾いた後の行き先が同じとは限りません。自宅の図面では、洗う場所から干す場所への移動と、乾いた後に寝室へ戻す移動を分けてたどりましょう。通路を干し場所と兼用する案なら、シーツを掛けた状態で人が通れるかも確認したい点です。

階数の優劣より、今つなぐ動きと将来変える場所を比べる

トラップドアーズ アーキテクトの平屋では、寝かしつけ後に家事をする生活に合わせ、主寝室・洗濯の場所・収納・廊下を回遊できるようにつないでいました。説明されているのは、現在繰り返している家事の移動を短くするための配置です。

S.connectの家では、現在の主寝室は2階にあり、1階には将来夫婦が寝られる場所を用意していました。また、2階の物干しは、そこで干したシーツなどを2階の寝室で使う流れと結び付けられています。

前者から考えたいのは、今の夜の動作をどこまで近づけたいか。後者から考えたいのは、今の寝場所と将来の寝場所を分けるかどうかです。この2つは相反する条件ではありません。今の家事動線を整えながら、将来の使い方も検討できます。どちらか一方の実例を丸ごと選ぶのではなく、自分たちが繰り返す動作と、将来変えたい部屋の役割を分けて整理してみましょう。

なお、平屋の回遊動線の説明を、そのまま2階建てで1階主寝室を選ぶ理由に置き換えることはできません。また、2階でシーツを干せるからといって、洗濯全体の上下移動がなくなるわけでもありません。階を決める際は、部屋の名前だけでなく、誰が何を持ってどこを通るかまで見ることが大切です。

住宅系YouTuberはこう解説している

家づくり せやま大学【ちょうどいい塩梅の家づくり】|主寝室だけでなく、1階で暮らしがまとまるかを見る

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家づくり せやま大学【ちょうどいい塩梅の家づくり】は、1階完結型の間取りを紹介する動画で、主寝室が1階にあり、ほぼ平屋のような構成だと説明しています。これは紹介している間取りへの評価であり、1階に主寝室があればどの家でも同じ暮らし方になるという説明ではありません。

この見方を参考にするなら、寝る場所に加えて、自分が毎日使う場所を図面上で確かめてみましょう。将来1階で寝る場合にも、寝場所だけを移すのか、衣類収納なども一緒に移すのかを考える手がかりになります。

ラクジュ建築と不動産|水回りとリビングの階も分けて確認する

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ラクジュ建築と不動産は、2階リビングの家を扱う間取り実況で、水回りと主寝室がともに1階にある構成に言及しています。提供された場面では、その採用理由や便利さまでは説明されていませんが、リビングと主寝室を別の階に置く構成が取り上げられています。

主寝室が1階という情報だけで、生活全体が1階で済むと判断しないことも大切です。就寝前に過ごす場所、水回り、寝室を順番にたどり、どこで階段を使う計画なのかを確かめる補足として読めます。

打ち合わせで確認したいこと

  • 子どもを寝かせた後に行う家事は何ですか。寝かしつける場所から、その作業場所までの経路を図面でたどれますか。
  • ファミリークローゼットには、洗濯側と寝室側のどちらから入りたいですか。両側から使う必要がありますか。
  • 朝に服を取り出して着替える場所はどこですか。寝室から収納、身支度の場所へどう進みますか。
  • 今の主寝室と、将来夫婦で使う寝場所を同じにしますか。それとも1階に別の場所を用意しますか。
  • 将来1階で寝る場所は、今は何に使いますか。寝室へ切り替えるとき、家具や収納をどう移しますか。
  • シーツを洗う場所、干す場所、乾いてから使う寝室はそれぞれどの階ですか。どの段階で階段を使いますか。
  • 階段まわりの通路を物干しに兼用するなら、シーツを掛けた状態でも必要な通行スペースを確保できますか。
  • 就寝前に過ごす場所、水回り、主寝室はそれぞれどの階ですか。寝るまでの動きと、将来1階で寝る場合の動きの両方を確認できますか。

主寝室の階は、今の暮らしでつなぎたい動作と、将来変えたい部屋の役割を分けると考えやすくなります。関連する実例ページでも、寝室だけでなく収納・物干し・水回りの位置を合わせて見ながら、自分たちの一日の動きを図面へ落とし込んでみてください。

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