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ロボット掃除機を前提に間取りを考える?基地・家具・通り道の3実例

HOUSE TAG編集部 · 公開
この記事の内容
  1. エスコネクト|ファミリークローク下に充電基地を組み込み、掃除の手間を時間に変える
  2. Gハウス|収納下に基地を隠しつつ、扉を付けず出入りを優先する
  3. ホームランディック|家具を浮かせ、玄関まで通れる床をつくる
  4. 3実例を比べると、先に決めていたものが違う
  5. 住宅系YouTuberはこう解説している
  6. 打ち合わせで確認したいこと

ロボット掃除機を使いたいと思っても、実際に迷いやすいのは本体選びより、どこで充電するか、見える場所に置くのか、家具の下や部屋のあいだをきちんと通れるのか、という間取り側の話です。

今回の3実例では、ファミリークロークの下に基地を仕込む家、収納下に隠しながら扉は付けない家、家具を浮かせて通り道そのものを整える家と、優先したことが分かれていました。

同じ『掃除を楽にしたい』でも、基地の置き方を決めた家と、出入りのしやすさを整えた家と、床に物を置かない前提まで広げた家では、考えるべきポイントが変わります。

エスコネクト|ファミリークローク下に充電基地を組み込み、掃除の手間を時間に変える

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ファミリークローク下に、ロボット掃除機の置き場を最初から用意していた

この家では、ファミリークロークの下にコンセントを設け、ロボット掃除機を充電できる場所を確保していました。動画では、『ファミリークロークなんでコンセントだってなると思うんですけど』と前置きしながら、あえてその位置に基地をつくっていることが説明されています。

充電場所は後から空いている壁際を探すこともできますが、この実例では収納の近くに正式な置き場を決めていました。ここで確認できるのは、基地を生活動線の外へ追いやるというより、日常の中に無理なく納める考え方です。

採用理由として語られていたのは、掃除の自動化そのものだった

動画では、この場所で『しっかり充電できる場所を確保』している理由として、『掃除自体も自動で行っちゃう』こと、『掃除の負担も減らす』ことが続けて語られています。さらに、その分の時間を自分たちの趣味や子どもと遊ぶ時間に回す、という暮らし方まで言及されています。

つまり、この家で先に決まっていたのは、単に本体を隠したいかどうかではありません。掃除の手間を減らして、空いた時間をどう使いたいかという優先順位があり、そのための設備として基地の位置が決まっていたと読み取れます。

読者が考えたいのは、『どこに置けるか』より『どこなら戻しやすいか』

この場面だけでは、ファミリークローク下の開口寸法や、基地の前にどれだけ余白があるかまでは分かりません。ただ、収納の下にコンセントを先に計画している点から、ロボット掃除機を家電のひとつとして後付けせず、居場所ごと決めていることは確認できます。

ここから考えたいのは、掃除機を『見えない場所に置きたい』だけでなく、日々きちんと戻れる場所かどうかです。収納下や造作の足元を使うなら、周辺に物を仮置きしない運用までセットで考えたいところです。

Gハウス|収納下に基地を隠しつつ、扉を付けず出入りを優先する

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二階の基地は収納下にあり、見え方は抑えつつ隠し切っていない

この家では、収納下のコンセントが『2階のルンバちゃんの基地』だと説明されています。ポイントは、基地をそのまま見せるのではなく、『下で隠す』考え方が取られていることです。生活感を抑えながら、ロボット掃除機の定位置を二階に持たせています。

完全に収納の中へ入れるのではなく、下部で隠す程度にとどめているため、見た目と出入りのしやすさの両方を見て決めた構成だと考えられます。

扉を付けなかった理由は、自由に動けることを優先したから

動画では、『扉がない』ことに触れたうえで、『ルンバちゃんは縦横無尽に好きなとこ行ってくれるので』『これでお掃除のストレスもなし』と説明されています。扉をなくすこと自体が目的ではなく、基地からそのまま出て、二階を回りやすくするための判断だと分かります。

ロボット掃除機の基地を隠したいと考えると、つい扉付き収納に入れたくなります。ただ、この実例は、隠し方が強すぎると出入りのしやすさを損ねる場合があることを示しています。

見た目を整える工夫と、通れる状態を両立できるかが分かれ目になる

この場面だけでは、収納下の高さや幅、基地の前にある余白の寸法までは確認できません。一方で、コンセント位置を基地として使い、扉を付けないことで行き来しやすくしている、という構成自体は明確です。

もし基地を見えにくくしたいなら、『完全にしまう』以外に、『下が抜けた家具や収納でやわらかく隠す』方法もあります。その場合は、掃除機の出入りだけでなく、普段そこへ荷物を置いてふさいでしまわないかも図面段階で考えておきたい点です。

ホームランディック|家具を浮かせ、玄関まで通れる床をつくる

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基地だけでなく、家具選びまでロボット掃除機に合わせていた

この家では、浮いたテレビ台について『ロボット掃除機で下も掃除してくれます』と説明され、その後に『床の掃除はもう基本このルンバだけでやっていただいてる』と続きます。一階も二階もロボット掃除機に任せている前提が語られていました。

つまり、ここでの主題は基地の隠し場所ではありません。床掃除を任せる前提に立って、家具の納まりそのものを変えている点に特徴があります。

ソファや他の家具も、下を通れる高さでそろえていた

動画では『そのために基本的に浮かせれるような感じにしたり』『ソファーも他のものも下を通るような高さのものを選んで』と説明されています。テレビ台だけでなく、後から買う家具も同じ基準で選んでいたことが分かります。

ロボット掃除機を使いやすくする工夫というと、コンセント位置や収納計画に目が向きがちです。ただ、この実例では、間取りと家具選びを分けずに考えたことで、掃除機が入れない場所を減らそうとしていました。

通り道は部屋の中だけでなく、玄関まで連続していた

さらにこの家では、『玄関まで全部』『ランドリールームを全て行けるようにしてあります』と説明されています。字幕はやや不明瞭ですが、少なくとも床面の通行範囲を広く取り、ロボット掃除機が回れるエリアを家の中で連続させようとしていることは読み取れます。

ここから考えたいのは、ロボット掃除機を使う範囲を一室ごとに考えるか、玄関やランドリーを含めて連続した床として考えるかです。家具下の高さだけでなく、途中で通れなくなる場所がどこに出るのかも一緒に見ておくと、計画の精度が上がります。

3実例を比べると、先に決めていたものが違う

エスコネクトの家は、ファミリークローク下にコンセントと充電場所を設け、掃除の自動化で負担を減らし、空いた時間を別の行動へ回す考え方が中心にありました。

Gハウスの家は、二階の基地を収納下に隠しつつ、扉を付けないことでロボット掃除機が自由に出入りできるようにしていました。見た目よりも、基地から動き出しやすいことを優先した構成です。

ホームランディックの家は、基地の位置よりさらに一歩進めて、テレビ台やソファの高さ、玄関までの通り道まで含めて床掃除を任せる前提で整えていました。

比べると、判断軸は大きく3つに分かれます。『どこに戻すか』を先に決めるのか、『どう隠しながら出すか』を詰めるのか、『どこまで走らせたいか』から家具までそろえるのかです。ロボット掃除機対応という同じ言葉でも、必要な打ち合わせはかなり違います。

もうひとつ見えてくるのは、基地だけ整えても十分とは限らないことです。収納下に基地をつくっても前を物でふさげば動きにくくなりますし、家具を浮かせても戻る場所が曖昧だと運用がぶれます。間取り・収納・家具のどこまで一緒に決めるかが、実例ごとの差になっていました。

住宅系YouTuberはこう解説している

ルームツアーとは別に、住宅系YouTubeでは次のような解説があります。

家づくり せやま大学【ちょうどいい塩梅の家づくり】|家電選びが住んだ後の住環境を変えるという説明

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家づくり せやま大学【ちょうどいい塩梅の家づくり】の動画では、間取りを考えるときに家事を楽にすることや動線を短くすることを考えるのと同じくらい、冷蔵庫、洗濯機、ロボット掃除機、エアコンなどの選び方によって、実際に住んだ後の生活の住環境は大きく変わると説明しています。

打ち合わせで確認したいこと

  • ロボット掃除機の基地は、どの部屋のどの面に置く想定か。後から探すのではなく、図面上で定位置を決められているか。
  • 基地の近くにコンセントを設けるなら、その前に日用品や衣類を仮置きしやすい場所になっていないか。
  • 基地を隠したい場合、扉付き収納に入れるのか、下部で隠すのか。出入りのしやすさをどこまで優先するか。
  • 二階にも使うなら、各階ごとに基地を持たせる考え方が必要か。それとも一部の階だけを任せる想定か。
  • テレビ台、ソファ、収納家具の下は通れる高さにしたいのか。買い替え予定の家具まで条件をそろえられるか。
  • ロボット掃除機に任せたい範囲は、LDKだけか、玄関・廊下・ランドリーまで含むのか。
  • 途中で通れなくなる場所はどこか。敷居、家具脚、配線、置き型収納など、床の連続性を切る要素を洗い出せているか。
  • 見た目を優先して基地を完全に隠したいのか、少し見えても出入りしやすさを優先したいのか。家族で基準をそろえられているか。
  • 掃除の手間を減らして空けたい時間は何か。単に便利そうだからではなく、暮らしの中で何を楽にしたいのかを言葉にできるか。

ロボット掃除機を使いやすくする計画は、機種選びの話だけでは終わりません。充電基地をどこに置くか、隠すならどこまで隠すか、家具の下や部屋どうしをどこまで通れるようにするかで、間取りの考え方は変わります。今回の3実例のように、基地・見え方・通り道のどれを先に決めるのかを整理しておくと、打ち合わせでも希望を伝えやすくなります。

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