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LDKカウンターを家族のワークスペースにするなら?キッチン近くに置いた2実例の理由

HOUSE TAG編集部 · 公開
この記事の内容
  1. デザイエの実例|食事の席に、学習とパソコン作業まで重ねる
  2. エスコネの実例|趣味の席を、将来の宿題スペースまで育てる
  3. 2つの実例を比べると、キッチン近くに置く理由は同じではない
  4. 打ち合わせで確認したいこと

夕飯をつくりながら、子どもの宿題にも目を向けたい。パソコン作業のためだけに個室を増やすほどではない。そんなとき、LDKのカウンターを家族の作業場所にできないかと考える人は多いはずです。

今回の2実例では、どちらもキッチン近くにカウンターを置いています。ただし、一方は食事の席を学習とパソコン作業まで兼ねる考え方、もう一方は趣味の席を将来の宿題スペースにも広げる考え方として説明されていました。

同じLDKカウンターでも、何を1か所にまとめたいのかで、求める形は変わります。ここでは、各実例がなぜその場所を選んだのかを、暮らしの動きに沿って見ていきます。

デザイエの実例|食事の席に、学習とパソコン作業まで重ねる

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カフェ風のカウンターを、食べるだけで終わらせない

この実例では、キッチン前にカフェっぽいカウンターテーブルを設けていることが紹介されています。見た目の雰囲気だけでなく、食事の場として使う前提がある席です。

ただ、動画で強調されているのは、ここを食事専用にしないことでした。説明では、ご飯を食べるだけではなく、子どもがここで勉強し、料理をしながらその様子を見られる場所として語られています。さらに、夫がここでパソコンを使うことで、書斎も兼ねたカウンタースペースにしているとも説明されていました。

ここから読み取れるのは、LDKカウンターを飾りの棚ではなく、家族で共有する席として見ていることです。食事、学習、ちょっとした作業を別々の部屋へ分散させず、日常の中心に寄せています。

キッチンのそばに置いたのは、料理中でも様子が分かるから

この家では、料理をしながら子どもの勉強を見られることが、カウンター活用の理由としてはっきり語られています。加えて、キッチン側からは右側や和室も見渡せ、座っている人たちとも対話できるレイアウトだと説明されています。

つまり、ただ空いている壁際に机を足したのではなく、家事をしている人と座っている人が、同じLDKの中でつながり続けやすい位置を選んでいます。

自宅で取り入れるなら、奥行きや長さだけでなく、キッチンから声が届くか、座っている人の様子が分かるかも確かめたいところです。見守りやすさを重視するなら、この位置関係は家具選びより先に考えたい条件になります。

書斎を別に増やさず、1か所で済ませる考え方

動画では、ここでパソコン作業をすることで、書斎も兼ねたカウンタースペースにしていると説明されています。そして、食事も含めていろいろなことを一か所で解決でき、スペースも抑えやすいという話につながっていました。

この考え方が合うのは、完全にこもる部屋より、家族の気配がある場所で短時間の作業を回したい場合です。反対に、長時間の集中や音の配慮が欠かせない作業が多いなら、同じパソコン作業でも向く場所は変わります。

LDKカウンターを採り入れるときは、書斎をなくせるかどうかを先に決めるより、どの作業ならLDKで無理なく済ませられるかを分けて考えると整理しやすくなります。

エスコネの実例|趣味の席を、将来の宿題スペースまで育てる

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最初の目的は、友人と並んで使う趣味のカウンター

この実例のカウンターは、最初から勉強専用として計画されたわけではありません。動画では、奥様が趣味でフラワーアレンジメントをするために、ご友人も呼んで横に並び、2〜3人で作業できるよう設けた場所だと紹介されています。

ここでまず注目したいのは、1人だけの席ではなく、並んで使う前提で考えられていることです。家族の机というより、LDKの中に置く共有の作業台に近い発想だといえます。

LDKカウンターを考えるとき、つい『誰の席か』から入ってしまいますが、この実例のように『どんな場面で複数人が使うか』から考えると、必要な長さや置き場所を決めやすくなります。

子どもが大きくなったら、2人カウンターとして使う

このカウンターには、将来の使い替えもあらかじめ組み込まれていました。説明では、お子さんが大きくなって家で宿題をするようになったら、ここを2人カウンターとしても使えるようにしていると語られています。

今は趣味の場、将来は子ども2人の宿題スペース。ひとつの用途に固定せず、家族の成長に合わせて役割を広げる前提です。

ここから読み取れるのは、LDKカウンターを『今ちょうどいい大きさ』で決めすぎないほうがよいということです。数年後に親子やきょうだいで並ぶ可能性があるなら、最初から兼用しやすい形を意識したほうが、後で机を足さずに済む場合があります。

キッチン横にしたのは、家事の途中でも反応しやすいから

この家では、カウンターがキッチンの横にあること自体が便利だと説明されています。宿題をしているか確認しやすく、料理をしている人にとっても、離れた場所から呼ばれるより、この位置なら料理しながら、洗濯しながら、家事をしながら応じやすいという話でした。

重視されているのは、静かな個室のような集中ではなく、家事の途中でも会話や確認に反応しやすいことです。子どもの学習席がほしい場合でも、求めているのが『こもれる場所』なのか、『すぐ声を返せる距離』なのかで、向く位置は変わります。

もし自宅で同じ考え方を取り入れるなら、キッチンから見えるかどうかだけでなく、家事の動線を邪魔しないかも一緒に見ておきたいところです。使う人同士が近くても、通るたびにぶつかる位置では続けにくくなります。

2つの実例を比べると、キッチン近くに置く理由は同じではない

デザイエの実例では、食事の席を子どもの勉強とパソコン作業まで兼ね、書斎の役割も一部引き受けるカウンターとして説明されていました。

エスコネの実例では、もともと趣味のために設けたカウンターを、将来は子ども2人の宿題スペースにも使えるようにしていました。

共通しているのは、どちらもキッチンの近くに置き、料理や家事をしながら様子を見たり、声を返したりしやすいことを理由にしている点です。

一方で、何を楽にしたいかは少し違います。前者は食事・学習・パソコン作業を分けすぎないこと、後者は趣味から学習まで使い替えながら、家事の最中でもやり取りしやすくすることに重心があります。

自宅で考えるなら、LDKカウンターに求めるのが、部屋数を増やさず役割を重ねることなのか、将来の使い替えに備えることなのか、家事の途中で見守りやすくすることなのかを整理しておくと、真似したい実例が見えやすくなります。

打ち合わせで確認したいこと

  • LDKカウンターで済ませたいのは、子どもの宿題ですか。大人のパソコン作業ですか。それとも両方ですか。
  • その席に欲しいのは、静かな個室の代わりですか。それとも家族の気配がある中で使える場所ですか。
  • 料理中に、座っている人の様子を見たい場面はどれくらいありますか。
  • 1人で使う前提ですか。親子や子ども2人が並んで使う可能性はありますか。
  • 食事と作業を同じ場所で回すなら、教科書やノートパソコン、趣味道具をどこへ戻しますか。
  • 今の使い方だけでなく、子どもが大きくなった後の使い方まで想像できていますか。

LDKカウンターを家族のワークスペースにする発想は、机を1枚足す話ではありません。今回の2実例では、どちらもキッチン近くに置いていましたが、理由は同じではありませんでした。食事の席に学習とパソコン作業まで重ねる家もあれば、趣味の席を将来の宿題スペースへ育てる家もあります。大切なのは、便利そうな形をそのまま写すことより、そこで誰が何をして、何を同時に見たいのかを具体的にすることです。

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